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春夏秋冬、山遊び中心のレポート&備忘録


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氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!

強い寒波が西日本に来ているので、パウダー喰いまくりを期待して日本海型気候の影響の強く積雪量の多い氷ノ山に行った。
いつもなら、所々写真を撮ってくるのが習慣になっているが今回はその余裕は全く無かった。

12日仕事終了後神戸の自宅を出発。
中国道山崎から29号線と482号線を利用して、若桜氷ノ山スキー場へ向かう。
夜中に走ってるので昼間除雪していても、その後の降雪でかなり積雪が深く29号から482号、スキー場への林道は何回かスタックしかけた。
3時半頃到着して仮眠。
7時に起きて外を見ると、まあまあ天候は良さそうだ!
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18123436.jpg

氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18125211.jpg

と、思ったらほんの数分後凄い雪。
この地域は全く天気予報は当てにならないと言われるのも納得。
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_1813936.jpg

今日は、このスキー場の第三リフトで約1200m地点まで運んでもらって1464m地点の三の丸に幕営してその周辺、氷ノ山山頂周辺のパウダーを喰いまくりワサビ谷ルートでスキー場の第一リフト周辺まで滑って降りてくる計画だ!

まあ、又天候も変わるだろうしひどくなったら無理せず引き返してこようと準備を再確認
してリフトが動く8時に出発。
リフト乗場横にあるパトロールセンターに登山届けを出しに行った時におじさんに最近の
状況を聞いたら、昨日も山スキー登山の4人組みが上がったが視界が悪く途中で引き返して来た!という。
昨日より今日は空の状況が良くないから単独だし状況悪かったら無理せんと降りてきいや!
と声をかけてもらい、気を付けて行って来ます!と挨拶してリフト乗場へ。
この時は一瞬快晴になった!
リフト乗場、パトロールセンター前から
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18134730.jpg

中継地点(1000m地点)
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_1814050.jpg

積雪が多くまだ除雪作業が終わってないので、休憩小屋で30分程待つ。
除雪作業中の係員さん
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18141349.jpg

氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18142424.jpg

時間は8時半過ぎ。
この時点では天候もまあまあで久しぶりのパウダーを!と期待一杯>^_^<
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_1814387.jpg

氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18145196.jpg

9時前にリフトが稼動し出した!
中継地点から上へ行くのは僕が一番乗りだ(^_^)v
中継地点から約200mは一気に急斜面を運んでくれるので非常に助かる。
第三リフト終点
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_1815812.jpg

係員さんと少し言葉を交わして、スノーシューを履いて板をザックにセットして出発!
トレイルが見えないどころかスキー場客に関係の無い上は除雪作業をしていないので新雪のてんこもり!
画像手前に写っている雪の小山は無積雪期には無く、ゆうに僕の身長を越えている。
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18152827.jpg

今回はMSRデナリのスノーシューに4inのフローテーションテールを付けてきたが、それでも一歩踏み込むと、踏み込んだ足が更に沈んでしまう位の積雪。
多分2m以上だろう!
ここまでは、まだ余裕しゃくしゃくだったので、いつも通り写真を撮ったり出来たが・・・

200m程の急登だが、新雪での登りはスノーシューを履いていてもかなりきつい(゜o゜)
無積雪期なら三の丸まで一時間位で行けるが、やせ尾根に出るまで一時間以上かかった。

ここから今日のきつい一日の始まりです!!!(T_T)

やっと激登を終え緩やかな尾根に出てチョコレートを食べて一服していると、なんやら
天候が大きく変化してきた。
吹雪いて来てガスも出て来たが、又すぐ陽が出るだろうと三の丸へ進む。
快晴ならば、尾根に出た途端に一気に視界が開け大山まで見える抜群の展望なのだが、今日はうっすら稜線の形が見える位だ。

氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18375360.jpg


視界があまり良くないのでコンパスと地図で方向を確認しながらゆっくり進む。
埋まってしまった東屋を通り過ぎ、尾根から一時間位で三の丸に到着。

時間も早いし先に氷ノ山山頂から滑り返して来よう!と山頂へ進む。
ワサビ谷の進入口を過ぎて、1448ポイントに向かうところから一気に天候が急転(*_*;

ホワイトアウト状態・・・
この周辺は、アップダウンのあるだだっ広い稜線なので視界が悪いと進行方向を見失いやすい。
風が強く寒いし視界は無いし山頂までは無理と判断したが、どの方向も視界が無いが唯一西側の谷側がわずかだが視界があった。
ワサビ谷からゆっくり降りて行き明日再度チャレンジする事にした!

パトロールセンターで雪の状態が不安定と聞いていたので雪崩の心配もあったので弱層チェックをしてみたが多分大丈夫だろう!?と判断して板を付けてドロップインした。

この時点で多分昼過ぎ位だったと思う。

降り始めはおわん状になっていて樹木の感覚が狭くショートターンの繰り返しで視界が悪いのでトラバースが多い。
途中から今度は下から吹き上げる吹雪が襲ってきた。
スピードは出していないのにゴーグルにすぐ雪が溜まり面倒くさいのでゴーグルを外した。
何度も樹木と交通事故を起こしかけてはトラバースしている内に板を履いていては危険なのでスノーシューに履き変えて歩いて降りる事にした。

が、しかしここまで降りてくる間にかなりルートを外してしまっていたようで現在地の特定
が正確に出来ず、樹林帯の中で視界も悪くコンパスで目的地の方角を頼りに少しづつ
下山するしか方法が見当たらなかった・・・

周りが段々暗くなりかけてきたが、まだスキー場の灯りも見えないので事前にヘッドライトを装着して歩く歩く。
なんとか灯りが見えた時はホッとした!

でも、下山目的の第一リフトでは無くイヌワシリフトの方に降りてたので、途中トラバース
しながら降りてるうちに少しづつ北にルートがずれていってたんだと思う。

こんな短いルートを約4時間かかっての下山だった。

三の丸での幕営が出来なかったが、このまま車で寝るのもしゃくに障るのでまだ真っ暗
にはなってなかったしどこかで野営しようと地図を見て響の森のキャンプ場で寝床を作ろうと歩いて行ったが、雪で埋め尽くされ到底無理そうだったので、とりあえず車まで戻る事にした。
スキー場の従業員さんが帰る所だったので、幕営出来る所は無いか!?聞いたらこの時期は無いという。
第二駐車場なら平日使ってないので端の方でなら構わないと言ってもらったので幕営させてもらうことに・・・

また、次の悪夢が近づいてきてたのだ!

もうスノーシューや板は必要ないので、それらのギアを車に置きに行き必要な物だけ持って第二駐車場へ行く。

行ってびっくり(+_+)
平日は使ってないので、除雪しておらず1m以上雪が積もってる。

仕方なく幕営する場所をシャベルで雪掻き。
今日の寝床はHex3なので、また広く雪掻きしないといけなかった。

吹雪は納まったものの相変わらず雪は降っている中、ふうふう言いながらやっとの思いで4m四方位の雪掻きを終え踏み込んで整地後Hexを立てる。
設営が終わった頃にはHex君は雪化粧されつつあったのだ・・・
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18202372.jpg

氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_1820432.jpg

朝からチョコレートしか食べてないので、とにかく腹ごしらえとプシュッをしなくては!
ビール2缶・芋焼酎・イカ天・カップ麺・リゾットを一気!
氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_1821981.jpg

氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_18213019.jpg

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氷ノ山 Hard coreでえれぇこった!_c0147398_1822278.jpg


満腹になり、プシュッも最後の3本目をいった当りからシュラフに潜り込み夢の中へGo!

このまま、朝を向かえる事が出来ていれば良かったのだが・・・
いや、もしかしたら朝を迎えられなかったかもしれないが・・・
幸か不幸か、悪夢がやってきてしまったのだ。

夢の中でなにやら顔が冷たい(-_-)
最初、夢か現実か解らなかったが段々意識がはっきりしてきた。
顔の上にHexのシェルが引っ付いているではないか。
真っ暗なので、マットが端にずれていったと思ったが、どうやらそうでは無いみたいな感じ。
なんかおかしい!?と、ヘッドライトを付けて超ビックリ(@_@;)

Hex君がへしゃげてるではないか!
僕はストックをポール代わりにしていて、左右のベルトをカラビナでジョイントしてベルクロ
バンドで上下を固定しているのだが、ベルクロバンドが外れてポールの役目を果たさずに
ストックがカラビナだけでくっ付いている状態で倒れている。
僕の顔の上にはHexの天井が被さっている。

それも重い・・・
一瞬何が起こったのか解らなかったが、どうやら寝ている間に降雪があり雪の重みにストックのベルクロバンドが耐え切れずにクラッシュしたようだ。
幸い新雪なので雪自体はサラサラで軽かったので、内側から思い切りHexを持ちあ上げる事が出来てなんとか表に出たら、一生懸命雪掻きした部分全体が新雪で覆われているではないか。
時計を見ると夜中の1時。
降雪の中、シャベルで又雪掻きをして空間を確保してとりあえずザックに荷物を詰め込んだ。
後、残るはHex君だけになったのだが・・・

自作の雪用ペグを地中まで掘って埋めているので、雪が締まって引っ張っても抜けない。
又、Hex君の周りを雪掻きだ・・・

やっとの思いで11本のペグをシャベルで掘り出した時は全身かぶった雪が体温で溶けて首元辺りから滲み込んでビチャビチャ。
Hex君の撤収を終え、身体も冷えて我慢ならんので車に戻って全開のエアコンの中で身体を暖めた!

朝まで車で居て再度山頂まで行こうか考えたが、今回はちょっとイメージが悪い。
神様が今日は貴方にとって不吉な日だからおとなしく帰りなさい!
と言っているようにも感じたので、不本意ながら夜中の3時頃に一台スキー客が入って来たので道は大丈夫と判断して神戸に帰ったのだ。

近い内に絶対リベンジしてやる!!!

今回、感じた事は雪の中でHexを立てる時は荷物は増えるかもしれないが加重に対する強度面を考えデフォルトのポールを利用した方が良いかもしれない。
2本のストックをつなぐのだから、一部分は重なる部分が出てしまうので真直ぐのポールにはならず、多少歪んでしまうので上から加重がかかった時に横方向にも力が分散されその力に耐え切れずに今回はベルクロバンドが飛んだのだと思う。

後で見て確認出来たのだが、今回使用したBDのストックの場合両方を105cmにセットするとちょうどHex君が良い感じに立ち上がるのだが、片方のストックの中間部分が90㎝に縮んでいた。
中間部分のみだから、7~8cmまでは、ベルクロバンドが飛ぶまでじわりじわり雪の重みで縮んでいったのだろう!
デフォルトポールならば、少なくとも真ん中から二つに折れる事はよっぽど強い力がかからないとないだろうと思う。

無積雪期なら、上からの力は雨位だからストックで十分と思うが積雪期は考えないと・・・

なにより、やはり雪山は怖い。
慣れていようがあまり関係ないと思う。
GPSを持っていれば、まだ少しはましだったかもしれないな~・・・

それにしても無事帰れて良かったが今回の入山は凄く疲れた(+_+)


わざわざ雪中でHexを立てず素直に車で寝れば良かった!?

by bphiro | 2008-02-14 19:05 | スノーボード