
春夏秋冬、山遊び中心のレポート&備忘録
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【一杯500円のうどん】の値打ち!

一杯500円のうどんに感謝
今年のGW前後は悲しいかな…………
日本中あちこちの山域で例年より遭難が多く発生してしまったようだ。
少し前に【一つでも遭難を無くそう】と、昭和30年代の本を引用させてもらいレポをUPした。
僕自身も登山を趣味としている者として、
自分自身、遭難は絶対してはいけない。
また、家族や仲間に悲しい思いをさせてはいけない。
と、入山する度に毎回出来得る対策を心掛けている。
僕は今年46歳になった!
山に足を踏み入れるようになってからは、もう40年程になるが、本格的に登山を始めてからは19年になる。
小さい頃から山で野宿するのが好きだったからか山行は専らテント泊で、この約20年の間に山小屋という施設に泊まった事は、多分両手の指で数えれる程だと思う。
今回のレポの一つに山小屋の存在のありがたさと、もう一つは遭難しない為に技術を磨いたり装備を充実させる事は登山者にとって当り前の事として…………
その前に何か忘れてないか!?
って内容。
僕も含め、多くの山屋さんが安全に楽しい登下山が出来ているのは・・・・・・・・・・・・・・
技術があるからだけかな?
装備をちゃんとしてるからだけかな?
勿論、技術と装備が伴っている人はそうではない対局の人と比べれば、危機管理、危険回避、対応能力も高く遭難する確率は多少なりとも低い事はわかる。
でも、我々登山者は目的地まで山路を歩いていかなくてはいけない。
平坦な箇所もあれば急傾斜地、川を渡渉したり、ゴツゴツの岩場を縫って行ったり等下界の路と違い自然の諸条件が混在する中を!
その路は登山者がより安全に快適に歩く事が出来るようにいつも綺麗に整備され、山頂付近には山小屋があり休憩、食事、宿泊まで出来る!
標高2000m、3000mの高地なのに………………
下界とほぼ変わらない・・・・・・・・・
いや、下界以上かもしれない環境下で過ごす事が出来る。
これって、凄い事だよね!
じゃあ、この環境は誰が作ってくれてるの?
その山が所在する県や市町村の関係施設?
違うよね。
国がやるのは、その山に行くまでの公道や県道、府道、林道等の国が管理してる道だけだよ。
山域によって違いはあるようだが、基本的には【登山口】から上は、山小屋の人達が整備してくれてる。

今回、相方2号と山友のなでしこさんと、
四国の河童さんと現地で和宏さんと合流し剣山に行って来た。

【剣山頂上ヒュッテ】にお世話になる事になり、河童さんのおかげで二代目オーナーの新居綱男さんと、酒を交わしもって深い話を伺う事が出来た。
お互い信頼し合える事が出来てる長いお付き合いのお二人!

その話の内容から日頃、僕も感じ、思ってる事を合わせてレポとしてUPしたいと思う。
内容の一部に割愛してるものの、二代目オーナー新居さんの言葉を僕なりに変えて表現してる箇所が出てくるが、これは御本人に了承済みである。
全国の山々にある営業小屋も大きな違いは無いと思うので、今回は剣山の守り主でもある
【剣山頂上ヒュッテ】を例にレポする。

剣山に登った事がある人なら、見事な位に登山道が整備されてる事を感じるはずだ!






この整備は、先にも書いたが国(農林水産省の外局である林野庁の地方機関である営林署)
が実施してるんじゃない………………
因みに営林署の業務とは次の事を言う。
《営林署の業務は造林,伐採,治山,保護事業など全般にわたるが,地元住民と国有林との接点に位置しており,地元経済,産業や住民の生活との結合を図りながら管轄森林を管理,経営すること》
登山道等を管理整備しているのは山小屋のスタッフである!
我々が去年の11月に来た時は予想外の雪で、剣山頂は風も強く吹雪いてる状況だったので細かいところを見てる余裕もなく、ヒュッテで暖かいソバを頂き西島からロープウェイを使って降りたので登山道の整備状況を全て把握は出来なかったが、今回は天気もよく細部まで見る事が出来た。
メインの見ノ越から取付いたら早々にある木階段から始まり、コース各所の誘導看板からロープ張り、足場が悪い箇所の砂袋での足場作り、山頂で登山者が気持ち良く寛げる為の設備等。
我々は言われないと気にも留めない、これで当たり前と勘違いしてしまうようなものがあるはず!
でも、ここは不自由なく電気やガスや水、人力ではなかなか出来ない作業を短時間で熟してくれる重機や工作機械が普通にあるような下界じゃない。
そんな不自由な場所に我々が快適に時を過ごせる施設(山小屋)が存在する!
僕自身今まで毎回山行の度に山小屋を利用してきたか!?
と言うと・・・・・・・・・・・・
ほとんどしていない。
冒頭に書いた通り数える位しか山小屋を利用させてもらった事が無い。
どちらかと言うと、混雑する山小屋で一枚の布団に今日初めて会ったおっさんと一緒に寝る位ならテントで寝る方が数倍気持ち良い!
【水】や【ビール等のアルコール類】、【食事】も、山小屋で買うと高いから持って上がった方が良い!
って思ってた部類だ・・・・・・・・・・・・・・・・(-“-)
不景気な世の中なので余暇として楽しむ趣味の一つの【登山】も、出来ればリーズナブルに経費を抑えたい!
という気持ちがあるのは決しておかしい事じゃないと思う。
なので、このレポで僕は自分で楽しみを持ち上げる事を悪く言うつもりは無く、山小屋の方々の日々の苦労、努力は我々の想像以上のもだという事を理解して今以上に感謝の気持ちを持ちたい!
と思った事が始まりだ。
僕を筆頭に登山する人、一人一人が感謝の気持ちをしっかり持つ事が出来れば、山にゴミを平気で捨てて帰ったり、禁止されてる行為をするような輩が減り、ひいては山小屋の方々の余分な仕事が少しでも減ると思う。
僕は山で飲むビールが大好きで毎回、山行の度に大小はあっても必ずアルコールと食料は多分世間一般的以上の量を持ち上げてると思う。
数年前に八ヶ岳で歩荷さんの支度を見る事があり、話掛けた事がきっかけでその歩荷を背負わせてもらった。
重量は約50Kg!
4~50Kgは普通で80Kgとかにもなるそうだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんとか背負えたが、これで何時間も歩くのは凄く大変だ!
と身体で感じた事をきっかけに、山小屋で買えるなら高くてもその価値は十分ある!
と思い、それ以降ビール等重量のあるものは山小屋がある山に行く時は買うようにするようになった位のもんだ。
そんな状況の僕が言うのは非常に烏滸がましいが敢て言わせてもらいたい事がある。
山小屋の方々の好意で、ほとんどの山小屋には自炊室なるものがあり持ち込みの食料で炊事が出来るようになっている。
僕もテント泊が中心なんで、自炊室はよく利用させてもらう事がある。
自炊も楽しみの一つで山小屋の方々も自炊室を共用の場として提供してくれてるので、その行為自体はマナー良く利用させてもらう事は当り前として問題ないと僕は思う。
気になるのは、登山口手前等にあるコンビニなんかで弁当やら色んな物を買ってきて、小屋の自炊室や休憩室で飲食する行為。
教えてもらったところ、小屋の休憩所等は下界のホテルなんかの待合室と同じで共用施設と同じ扱いで、そこに持ち込みで飲食したとしても共用の場として提供している以上そのオーナーは、その行為を禁止する事は出来ないらしい。
そう言えば下界でもホテルの待合ロビーで人を待ってる人が本を読みながら、PCを触りながら飲食をしてる光景をよく目にする・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっと例えが山と逸脱してはいるが、思い付かなかったので許して頂きたい。
要は気持ちの問題だと思う。
言葉は悪いが・・・・・・・・・・・・・・
特に日帰り山行の時、下界で買ってザックに入れて来た弁当を出して小屋の休憩場所で食べる位なら、少々下界より高くても小屋が出してくれてるカレーでもうどんでもラーメンでも丼でも、決して下界のレストランのようにメニューも豊富ではないにしても買って食べろよ!
って言いたい!
小屋の休憩場所を使わず、ゴミは持ち帰る等最低限のマナーを守りシートを敷いて木陰で飲食するのが好きな方々には何一つ言うつもりは無い。
ここで言いたいのは【山小屋】内の施設を当たり前のように使用する人の、その行為の事だ!
【一杯500円のうどん】
当り前の事で水は上から下に流れる。
食べる物、そのほとんどが調理の際に水を必要とする。
下界のように蛇口を回せば何不自由なく当り前のように水がバンバン出てくるような環境では無い事は皆周知の通りだと思う。
水を確保する為に山小屋の方々がどれ程苦労されてるか・・・・・・・・・・・・
山には水源はあるが、山頂付近の山小屋で水を使う為には何十メーターも場所によっては何百メーターもの距離を大きな資金をかけて道を引かないといけない。
工事自体が出来ない小屋の場合、今でもポリタンク等に入れた水を背負い人力で運び上げる事もあると聞く。
その貴重な水を使って作ってくれる【一杯500円のうどん】
コンビニ経営されてる方、そこで仕事されてる方ごめんなさい。
でも、例えが無いのでここでは使わせてもらう事をご理解下さい<(_ _)>
コンビニの豪華な幕の内弁当より【山では】、この一杯500円のうどんと愛情がたっぷりこもったおにぎりを食べようよ!
その数百円の売上げの積み重ねがあって、山小屋の方々の日々の登山道や各施設の維持管理の費用になるんだから!
僕も聞いてびっくりしたんだけど、山路の維持管理費用はその市町村等から出てるんだろう?
と思ってたが・・・・・・・・・・・・・・・
びた一文国からは出ないらしい。
全て山小屋負担だそうだ。
今回、お世話になった【剣山頂上ヒュッテ】には、お風呂がある(^_^)v

山の上でお風呂に入れるなんて凄く有難い施設だと思う。
まして貴重な水を大量に使ってね!


宿泊者の食事の材料やアルコールやその他の飲料水は・・・・・・・・・・・・・・?
剣山は登山口の見ノ越からリフトが運航してるので一人用の小さいリフトに乗せて西島(標高1700m)までは機械が上げてくれる。
が・・・・・・・・・・・・・・・・
西島からヒュッテ(1954m)まではこんな感じで荷揚げしてる!
トップカーを使い荷揚げする3代目。
宿泊者が居ない日もあるが逆に多い日が続く事もあるので、小屋の方はこの作業を普通の登山者が歩いて登るコースタイム45分程の標高差約250mを何度も往復しないといけない訳だ!

今回頂いた晩御飯!
美味しい白米に具がたっぷりの味噌汁も付いて。
この日は我々意外に大人数のツアーが2組でけっこうな人数になってた!
アメゴの腸を取る作業を小屋のスタッフが昼ごろからやってるのを見させてもらい頭が下がる思いだった。

晩御飯の時間、2代目オーナーの新居さんが来て下さり約60年間の山小屋の歴史や営業する為の日々の苦労がどんなものか伺う事が出来た!


第一には剣山に訪れる方々に楽しく思いでを作ってもらう為のサポートをする為に山小屋の存在がある!
と目尻を下げながら語ってくれた。
少しでも登山者が歩き易いように、路を間違えないように、怪我をしないようにする為に最善の注意を払い登山路を整備する!
と少し酔いが周った柔らかい表情から、キッと眼力が入って熱く語ってくれた。

どんなに宿泊者が多い日でも、登山者で怪我人が出れば一番に駆け付けるのは小屋のスタッフだ。
全ての山小屋が同じ形態ではないと思うが、多くは家族総出で営業を切り盛りしていて決して人手が有り余ってる訳ではない。
そんな中から怪我人の元へ急行しないといけない。
日本アルプスを代表に日本でも屈指の大型山岳エリアであれば地元県警の山岳警備隊も充実しており、且つ、ボランティアの遭対協の方々の数も比較にならない位多い。
勿論、怪我人や事故者の救助に対する気持ちはエリアで変わる事は無く、全て一致で『絶対助ける』が基本な事は言うまでもない。
新居さんは少し悲しい表情で、どうしてもここは、その外部からのサポート体制が弱いと仰ってた。
我々剣山を守らないといけない小屋関係者がしっかりして登山者の安全を守らないといけない!
と熱く語ってくれた事が心にズシンと響いた。
新居さんは宿泊者皆さんにおもてなしをするために、あちらこちらのテーブルに自ら足を運び笑顔で会話されていた。
河童さんが山神様と呼んでるのがよく解った!
因みに書いて良いか解らなかったので迷ったが僕が聞いた感覚として一つ書きたいと思う事がある。
山と山の間の整備についてだ!
山小屋の方々中心に地元の方も出動するようだが、年に何回か山と山を一区間として営林署が管轄してる部分の整備依頼があるらしい。
想像してみて欲しい。
言葉で山と山の間と言うけど、その距離が例え数十メートルであってもその間の整備をする!
って・・・・・・・・・・・・・・・
僕の感覚なので実際とは、かけ離れてると思うが我々素人が山の整備と聞けば伸び過ぎた樹木の伐採等を想像する。
たまたま僕は住宅関係の仕事に従事してるので、仕事としてイメージをしてみた。
僕の仕事場でも、特にこの時期は管理してる土地に雑草がわんさか生える!
住宅地なので既に入居されてるお客様も沢山おられるので、見た目も良く綺麗に整備された住宅地として日々管理するのも僕の職務。
山と違い、下界での事なので一宅地10m×15mの50坪程の宅地の雑草刈りを週に一度はしないといけない。
この、たかが10m×15mの部分の雑草を刈るだけでもスタッフがほぼ半日かかって完了する位だ。
それも、ちゃんとエンジン付の草刈り機を使用しての話(+_+)
熱さで頭はクラクラするし草刈り機の振動で手先から肩にかけて段々痺れて麻痺してくる始末。
自然の山の中には、そりゃ山と山の間が数メートルなんてのもあるかもしれないが・・・・・・・・・
その、ほとんどは数十メートルから数百メートルに及ぶと想像出来る。
どれだけの労力が必要か想像して頂けると思う。
お金の事をここで書くのは嫌らしいかもしれないが書かせてもらう。
その費用は営林署から出るようだが、皆さんはいくら出ると想像されますか?
露骨な金額は書きませんが・・・・・・・・・・・・・・・・・・
想像出来るものとして大阪から長野県辺りまでの高速代位のもんらしいです・・・・・・・・・・・・・
正直、僕に同等の仕事の依頼があったら・・・・・・・・・・・・・・・・・
間違いなく丁重にお断りさせてもらうのは絶対だ。
しかし、こういう整備も全て登山者の安全の為!
として小屋の方々等が頑張ってくれてる訳です。
また、何か起こった時真っ先に動くのは山小屋のスタッフと地元の消防団の方々!
それも、ほとんどが【無償】でね。
まだまだ書きたい事は沢山あるし、又、全部書き切れないのでこの辺にしておく事にするが、纏めとして。
冒頭に少し戻るが、我々が自信の技術や装備の充実という自分で出来る事だけで『一つでも遭難を無くそう』という心掛けは勿論大事な事なんだけど、もっと掘り下げて考え、その前に山の整備をしてくれてるからこそ我々登山者が安全に歩く事が出来き遭難せずに済んでいる!
と言う事を考えたいと思う。
だから・・・・・・・・・・・・・・・
今の楽しみ方に加え且つ感謝の気持ちを持って山では『山小屋』の【一杯500円のうどん】を食べようよ!
下界に居てる時に、いくらでもコンビニの特上幕の内弁当食べりゃいいやん!
パンを食べればいいやん!
ディスカウントショップで買ってきて発泡酒じゃなく本物のビール飲めばいいやん!
山小屋は高い!
当り前やん!
大袈裟かもしれないけど、金で命が!下界では味わえないものを買えるんだから(^_^)v
少々下界よりお金がかかってもいいやん!
下界では買えない物が山では買えるんだから!
別に山だけじゃないよ。
海でも山でも娯楽施設でも考えは同じ!
そこで我々の為に汗して頑張ってくれてる人達が居るんだから。
週末、山に行く事を楽しみにしてる人がね・・・・・・・・・・・
昼ご飯節約したりして、日々頑張って仕事をして週末の山(趣味ならなんでも)と言う場所でちょっとの贅沢をする!
それを周囲の親や上司は応援してあげようよ!
そうすれば、楽しい時間を過ごす為に!
って皆、日々を更に頑張ると思うなぁ~
そう思う人が一人でも増えれば、山小屋の売上げが上がるんだよね。
ひいては整備も行き届き、更にひいては安全な山が増えて遭難者が減る事にもつながる!
と僕は思うんだな(^_-)
なので、僕はこれからもテント泊中心の山行スタイルは体力がもつ限り替えるつもりはない!
でも・・・・・・・・・・・・・・・・
どこの山域に入山しても、山小屋がありそこで買えるなら感謝の気持ちを持って安全と楽しみをバンバン買うよ!
その為に、そして家族の為に日々の与えられた仕事を目一杯頑張ろうと思う(^_^)
山行レポは2号もUPするし
なでしこさんもUPするだろうから、そちらを見て下さいね!
今回も2日間楽しい入山でした!
三代目ご夫婦と!

二代目と我々!

※
今回のレポ内容については、飲食しながら伺った話を僕の解釈でUPしてるので詳細に間違いがあるかもしれませんが、皆さんにお伝えしたい事はずれていないので、その点ご了承願います。
また、表現が適切でない個所があるかもしれませんがこちらもどうぞお許し下さい。

山では金で買えるものは惜しみなく・・・・・・・・・・・・・(^_^;)
by bphiro
| 2014-05-30 16:42
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