春夏秋冬、山遊び中心のレポート&備忘録


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常念~蝶 プチ縦走での装備を検証しよう!

久し振りに装備のレポをアップしてみる事にした!

因みに最初に言っておくが僕はあんまり究極なUL装備ではないので、軽量化を頑張ってる方にはなんの参考にもならないかもしれませんので悪しからず・・・・・(^_^)v

先日、常念~蝶へのプチ縦走をした時にパッキングして行った装備を自宅にて再現して検証してみたいと思う。

まずはお山に連れて上がったGearくん達全部!
c0147398_23302342.jpg





◎画像のGearくんを置いてるシートは、仕事の建築現場で使ってるタイベックシートと同じ効果の
Super Protectという物だが、表と裏で少し素材が違うかして滑らずパリパリの感じでは無くソフトな感じの建築用防水・透湿シート
重さは100×200で148g(因みにタイベックは同サイズで130g)


左から順に
c0147398_2335220.jpg

◎シュラフ SkyHighBag300  640g
◎パタゴニア R1フーディー  310g
◎パタゴニア R1パンツ  218g
◎パタゴニア ダウンセータ   255g(因みに現行のリサイクルポリなら349gと100g程重い)

c0147398_23351347.jpg

◎リッジレスト90cm  165g
◎BDファーストライト  1220g
◎バックパック ULA Conduit  599g

c0147398_23352257.jpg

◎着替え Tシャツ&ソックス&キャップ  195g
◎レインウェア モンベルストームクルーザー 520g
◎パタゴニア フーディニジャケット       122g
◎地図&GPS  200g           
◎マジックマウンテンナノテクマット  44g
◎カメラ三脚  404g
◎調理器具一式  569g
 内訳
 【メイン】
 エバニューソロクッカー 170g
 ガスカートリッジ     210g(中身はベースウェイトに含まないが缶と分けれないので加算とする)
 P153バーナー      99g(点火装置は外してある)
 チタンカトラリ       16g
 【予備】
 ウィングストーブ     11g
 100円ライター      16g
 スクリーン         16g
 ライトマイファイアScout 31g

c0147398_23353250.jpg

◎食料一式(ベースウェイトには含まない)
◎自作エマージェンシーキット(救急用品・細引き・ダクトテープ等) 380g
◎基本小物装備一式(ヘッデン・バッテリー・ナイフ・ミニスコップ・ペーパー等) 220g
◎蝋燭ランタン 140g
◎プラティパス2L&デリオス浄水器 90g
◎キャラバンチェーンアイゼン 360g
◎ピッケル 520g

以上が全てのGearくん達

水・食料を除いた総重量は多少誤差はあるが7319gとなった。

これに水2L・ビール350cc3本・焼酎250cc・食料2日分とコンビニのおにぎりが3個とイカの塩辛・チャーシュー・行動食等
が入るので、4Kg位が加算される訳だ(゜o゜)

今、巷では荷物の軽量化に人気があるようで、その基本的な定義というのはおおよそ次のようなもんだろう!

水・食料・燃料などの消費アイテムを省いたバックパックの総重量が
ULTRA LIGHT  ⇒  4~5Kg
LIGHT WEIGHT  ⇒  8~9Kg

僕の場合ベースウェイトが7.3Kg程だったのでLW位になるのかな(^_^)

まあ、ざっと見た中で更に重量を削れるとすれば
①テントの1220g ⇒ タープのような屋根のみにするか、カバーのみにしてウェアで保温を確保する等の方法で半分位は削れるだろう!
これで軽量化約600gとなる。

②シュラフは今回屋根・底有りのしっかりしたテントがあったのでもう少し薄めでも良かった。
仮にワンランク薄いのにすれば軽量化は約150gとなる。

③極端に考えれば一泊なので、行動着の上にレインウェアを着て寝れば R1フーディー310g、R1パンツ218g、ダウンセータ255gの合計783gはいらなかったかもしれないから、仮に無しにしたとすれば軽量化約780gとなる。

④今回の調理器具は総重量で569gだが、これをA&Fマグ&スノピ極の蓋&ウィングストーブのみにすればエスビットを少し加えても約130g位だから、仮にこのセットにすれば軽量化約440gとなる。

上記4項目が僕のスタイルでなんとか削ろうと思えば削れる分。
合計して1970gで約2Kgだ!

この2Kg分を検証してみよう!

これは、人それぞれ山に対しての考え方があるので軽量化をやりたい人はやれば良いし、そのままでも良いし、飽く迄僕の考え方だ!

①の600gの軽量化については、タープだろうが、カバーを使っての屋根無し野宿スタイルだろうが僕は嫌いではないのでこれはどちらでも有りかなとは思う。
ただ、今回の蝶のテン場のように夜中雨が降り続く場合はしっかり底も屋根もあるテントの方が快適だろうね。
タープや野宿は完全に天気が大丈夫という事が前提だな・・・・・・だが2500mの森林限界を超えるエリアに入山しての幕営の場合は特に天候の変化を読み難いので普通にテントが無難かな!
と思う。
当然2000m以下の低山でも読めないのは同じなのだが・・・・・・
まあ、急な天候変化があっても今回のように小屋が近ければ逃げ込めば良いのだが、それはたまたま小屋が近くにある所で幕営出来たからであって、急な雷雨等で進めなくなったり足を怪我して動けなくなったりした場合の最悪の事態を想定しての事ではないと思うので僕のスタンスではやはり無しかな。
最悪の事態を想定した装備の準備とはいかなる状況下でも最悪の事態が起った時にその場でのビバーク状態でも耐えれる装備を準備する!という事だと思う。
森林限界上の稜線でもし集中豪雨・雷雨が来て身動き取れずビバークをやむなくなれば最低でも直接雨が当たらないようにするバリアが無けりゃ夏山でも凍死しちゃう事があるからね・・・・・・・・
という事で、600g程の軽量化なら、備え有れば憂い無しという事でしっかりしたテントを優先するかな!

② の150gの軽量化については、これは全然有りだと思う。

③ の780gの軽量化については、行動着とレインウェアを兼用すれば出来ない事は無いが、もしレイン    ウェアを着ていても行動着がべちゃべちゃに濡れたら無理だし、これも完全に天気が良いと解っているか小屋が近くにあり逃げ込める叉は濡れたウェアを乾燥出来る状態なら有りだが、基本的に山の中ではそんなに都合の良い事ばかりでは無いと考えておいた方が良いのでこの選択で良いかな!
ただ、今回チョイスしたR1シリーズでなくても保温効果が高くもっと軽いウェアもあるだろうから変更は十分考えられるね!

④の420gの軽量化については、これは生死との関係が浅いので有りだけど、食べたい物等によって変えれば良いと思うし、最軽量にしたとしても400g程だから、僕のスタンスでは全く問題ない範囲かな。
400g位なら担いでる水を飲んで、叉途中で継ぎ足したりしてる方がもっと重量は前後したりしてるはずだし・・・・・(゜o゜)

結論から言うと僕の山に対するスタンスでは、完璧なULスタイルは無理かな~というか数Kgの軽量化の為に犠牲にするものを考えると、あまりそこまで軽量化に拘らなくても普段スクワット位してちょっと体力付ければ済む位の範囲じゃないの!!
って感じかな(^_-)-☆
これが10Kgも変わる!っていうなら又別問題だけどね・・・・・・・(^。^)
まあ、ULスタイルに特に拘りある人は徹底的に荷物を削ぎ落として軽量化すればいい事だから!
でも、僕にはまだまだULスタイルは遠い道かな~(~o~)

僕が小さい頃や20代の時は山にテント持って縦走する!
って言ったら一泊でも普通に60~70Lのでかいザックにガンガンに食材を詰め込んで、重さなんか気にせず鍋やフライパンも油や調味料なんかも詰め込んで、おまけに卵ケースなんかも詰め込んで、フィールドで米炊いて、野菜切って凍らせた肉切って、カレーや!中華鍋や!ちゃんこ鍋や!焼肉や!焼きそばや!って山で食べるのも目的の一つだったから普通に20Kg前後の総重量になってたと思うので、それから比べれば今普通に市販されてるGearに変えるだけでも僕に取っては十分な軽量化になってるからかもしれないね・・・・・・・^_^;

今回でも多分総重量は11Kgちょっとになってたと思うけど、一泊の荷物として考えれば僕に取ってはめちゃ軽いやん!
って感じだったからね(*^_^*)

反対に、まだ装備を増やした方が良かったかな!?
と思ってる位だ。

一つはキャラバンのチェーンアイゼン。
これは無いよりはましだったけど、今回の雪質だとほとんど使い物にならなかった。
残雪がほとんど無いだろう!
という予想も甘かったけど、12本のアルミアイゼンを持って行っておくべきだった!
重量差はほんの330gしか変わらないし。
べちゃぐちゃの雪質だからチェーンアイゼンでも12本爪のアイゼンでも滑る箇所は滑るだろうが12本爪だからしっかりグリップしてくれて足への負担が減った箇所は多かったはずだ・・・・・・・・・・
これは今回の反省。

次はシューズ。
今回はモントレイルのコンチゴアを履いて行ったが、これも標高2000m以上はまだ冬山の感覚でないと行けない箇所があると予想していれば、やはりハイカットのブーツを履いて行くべきだった。
足首のサポートの良し悪しで、特に今回のようなべちゃぐちゃ雪で面の状態が悪い時は、足首のサポートが甘いと踏ん張った時に足の外側に加重される場合が多いので余計に外側靭帯に負担もかかる事になったのも今回の靭帯炎症の原因としてあるはずだ!
足首のサポートが良ければ外側への加重は少なからず軽減されていたはずだ・・・・・・・・・・・
これも反省。

去年の槍への縦走の時に重登山靴とトレランシューズの事をレポートした事があるが、僕がトレランシューズの方が動き易いというのは無積雪期の岩稜帯もあるミックストレイルの縦走には足裏の感覚が良いトレランシューズ等が良い!
という事で、今回のような残雪がある場合は同じ感覚ではないのだ!

あとは、結果たらればだけどストック。
今回膝をやられたからあった方が良かったと思うんだけど、例え膝がやられてなくても下りがきついトレイルの場合はあった方が良いと思う!

今回の荷物で、無くても問題無かった物とすればカメラの三脚と蝋燭ランタン位かな!?
三脚は他の軽量の物でも代用は出来たし、ランタンは無くてもヘッデンがあるので大きな支障はなかったはずだ。

しかしこの2点を減らしたとしても、僅か500g少々・・・・・・・・・・・(゜o゜)
この考え方がULには遠いのかもしれないけど・・・・
塵も積もれば山になる!
だからね(^^ゞ

やはりいくら検証しても僕の場合、なかなかULスタイルにはならないので、これからも僕のスタンスで無難なLW位で楽しむ事にして周りの人の更なる軽量化を見て真似出来る所はしていこう!
と思っている(^_-)-☆

人それぞれ、山に対する楽しみ方も求めてるものも違うし・・・・・・・・・
要は時分が楽しめてリラックス出来てこそだと思うので、色んなスタイルがあって当然!
基本はなにより安全優先でマナーを守った楽しい入山をしましょう!



いつになったらULのベースウェイト5Kg切れるのだろうか・・・・・・(+_+)

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by bphiro | 2009-06-26 23:47 | 道 具 | Trackback | Comments(10)
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Commented by 8848 at 2009-06-28 00:04 x
こんばんわ。
とても参考になりました!
8月の北アルプス、テント泊の夜間着であれこれ考えてます。

Commented by bphiro at 2009-06-28 08:50
8848さん>おはようさんです!
今夏は北アに行くのですね(^^)/
いやいや、参考になりましたら何よりです。
最近は僕も持って行かない事が多いから言える立場じゃないけど、こんな感じの装備に+してロープ(8mm×20m位)、スリング3本位、カラビナ数個がある方が良いけどね!
使わない方が良いGearだけど・・・・・・・・
使う時は万一の時だから・・・・・・((+_+))
でも、もしフィールドで女性や小さい子供さんがスリップしてしまって一段落ちたりして困ってる時に遭遇してもこのロープ1本で助かるよ!
自分がスリップした時もだけど・・・・・(^'^)
詳細は又メールに入れるよ!

まあ、休み取れたら予定組んで楽しんで来てね(^'^)
又、ルートとか相談に乗るよ!!!
Commented by kimatsu at 2009-06-29 22:46 x
大した山へ、大した季節には行かない私ですが、安全装備を削らず、快適装備を削りすぎることなく、の上での軽量化、というbp-hiroさんのお考えには大いに共感を覚えます。
Commented by bphiro at 2009-06-30 08:22
kimatsuさん>コメントありがとうございますm(__)m
共感いただいて有難いです!
総重量とすれば、そう軽くはないし、まだまだ軽量に出来ると思いますが・・・・・・
なかなか難しいもんです(^^ゞ
Commented by カルロス at 2009-07-02 22:05 x
今回の記事は、初心者の私にとって、とても参考になります。
反省が生きている点もいいですね。
ファーストライト、小さいので驚いてます。
Commented by bphiro at 2009-07-03 00:05
カルロスさん>こんばんわm(__)m
参考にしてもらえたのであれば良かったです!

>反省が生きている点もいいですね。

はい、本来の自分のスタイルより更にUL化すると結果反省する事も多くなるので微妙なところです・・・・・・(@_@;)

ファーストライト、かなり小さくなりますよ!
Commented by sakusaku_fukafuka at 2009-07-03 22:08
昨日、映画『剣岳・点の記」』を見てきました。
あの時代の装備にくらべたら、現代の装備は進歩が著しいですね。
ザイルは麻縄、テントは重い布製でしょうか・・・
ワラジに鉄の爪アイゼン。
ワラジも予備を何十足ももって行かねばならなかったようです。
バックパックは背負子に竹籠?そしてむしろ・・・・・
クッカーも、チタニウム製の軽量素材などではなく、鉄鍋を背負っての山行・・・・・
「あれしか無かった」といえばそれまでですが、現代人から見たら噴出してしまいそうな装備で、登山道も無い剣岳に登るのですから想像を絶する苦労があったことでしょうね。
ゴアテックスの雨具なんぞありませんものね~~
雨を吸ったら重くなる蓑でした。
現代の装備は何一つをとっても軽量化が計られていますが、当時の背負子は、背負子の重さだけでも25kg あったそうです。

尊敬と感動と、改めて現代の装備の有難さを実感しながら映画館を出ました。
Commented by bphiro at 2009-07-03 23:00
sakusakuさん>こんばんわm(__)m
「点の記」見て来られましたか!
僕も映画を見てから再度小説の方を引っ張り出して読み返したりしています。
ほんとコメントされてる通りですね!
この映画に出てくる装備達は、特にここ最近の登山ブームに乗っかって山に興味を持ちだした人には、反対に理解出来ない装備達でしょうね。
最近のGearはどれをとっても使い易く且軽量化されてますんもんね。
そして、又それが当たり前になってますしね・・・・・・・
クッカー一つとっても僕はステンとアルミのを使ってましたね!
曖昧な記憶ですが、今は軽量化で当たり前のチタン製なんかは無かったか、あっても高価過ぎて買えなったような気がします(+o+)

同じような事はGear全てに言えますね。
テントも僕は3Kgオーバーの2人用を10年以上普通に使ってましたが、今となっては重量は半分位が普通ですもんね!
そして次から次へと新しいのが出るから、その製品を使いこなし良い点、悪い点を解るまでもなく次のを買って物であふれてしまうような感じですね。

sakusakuさんのコメント全てに対して同感です!
Commented by Take-C at 2009-07-05 09:45 x
お久しぶりです。
今のうちに最低限の登山技術をちゃんと習得したかったんで、ある山岳会のセミナーに参加してみっちりトレーニング中のTake-Cです。

僕は必要以上にULに傾倒することは、山での楽しみや快適・安全を犠牲にしているようで??だったんですが、山岳会での装備を見ると結構歴史のある道具や、これって本当にいるの?っていうモノを詰め込んだ方が多く、アンチULだった僕も、実は知らないうちにULだったのかもしれないって思いました。ホント今の道具って軽いですもんね。初心者が始めて山の装備を揃えたら、すでにULになってたり。

しかし、山岳会の方の装備には実に的を得た道具や、安全の為の十分な装備もしっかり持っておられるので、それはしっかり参考にして、軽量便利な道具と、安全の装備を自分なりに考えて山に入らなきゃいけないんだなぁと思いました。

ULの結果確認するのに山に入るんじゃなくて、山での楽しみを追求した結果知らないうちにULになっていたって方がいいですよね。

といいながら、お楽しみ道具が毎回増えてきている気がする僕ですが・・・。でも夏山の為に春から7kg減量したので、十分ULでしょ(^^) 
Commented by bphiro at 2009-07-06 07:54
take-Cさん>ご無沙汰ですね(^^)/
コメントありがとうございますm(__)m
「最低限の登山技術」の習得!凄く良い事だと思います。
僕は元々偏屈な事もありああいう会や倶楽部が嫌いなのできっちりしたセミナー等受けた事ないんですけどね。

でも、学生山岳会・ワンゲル出身の知人達からよく教えてもらいました。

コメントされてるように安全の為のしっかりした的を得た装備をしてる人が多いので勉強になります。
今市販されてる道具はほとんど軽量化されてるので、ほんと何も気にせずともLWですよね(^'^)
極める人はULを目指せばいいけど、本当に大切な物を削ぎ落としてるように見受けられる時もたまにありますがね・・・・・・
まあ、自分のスタイルで楽しみましょう!
それにしても、7Kgの減量こそ、かなりのUL化達成じゃないですか(^_-)